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音楽レッスン帳

クラシックピアノ・ジャズピアノ・エレキギター・作曲・DTM・オーケストラ・パーカッションのレッスン日記 ♪ 姉妹サイト「ニョキリサ」もよろしくお願いします(๑˃̵ᴗ˂̵)

木目調のピアノ

先月の七夕に、調律師の叔父から譲って頂いたピアノです。

ピアノ1





20年前から使っているヘンレ版の楽譜。

ピアノ2





これから久しぶりにムーンライトを練習します。

ピアノ3














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[ 2011/08/21 11:53 ] 日記 | TB(1) | CM(0)

ひきこもりピアニスト

 私は20代の前半に一人旅(家出)を二度しました。97年に40日間インドを流浪し、その翌年に9ヶ月間自転車で日本を一周したのです。なぜ旅に出たのかと問われるも、うまく返答できずにいましたが、年月が経つにつれ、当時の気持ちを分析し整理できてきたように感じます。
 そこで、今後の人生の覚え書きのためにも、旅に出た動機をここに記しておきたいと思います。


 ① 自分が何者か知りたいと思った。
 ② 私は何者からもコントロールされないという意思表示。
 ③ 私にとっての音楽とは何であるか答えを見出したかった。
 ④ 「汚れ」への憧れ。
 ⑤ 自分の女性性への憎悪からの変形。
 ⑥ 「今、生きている」という実感の渇望。
 ⑦ 両親からの重すぎる期待への裏切り。
 ⑧ 一般的な美しさ、正しさに対する疑念。
 ⑨ 他者から見た自分と自分から見た自分とのギャップの埋め合わせと、
   さらに潜在的な自分を呼び覚まし生まれ変わりたいという願望。


 まあ一言で言えば、遅れた反抗期というわけです。
 なぜインドを選んだのかというと、葛藤の日々を送っていたある晩に、インドに行く夢を見たからです。その翌日にはパスポートやビザの手続きに走っていました。それくらいに、なにかピンとくるものがあったのです。はじめての海外、しかも英語も、もちろんヒンドゥー語もしゃべれませんでしたが、なんとかなるという楽観さと、逆に何も知らないという強みの成せるワザでしょう。とはいえ、日本を初めて離陸するときの罪悪感を伴ったスリリングといったら忘れられません。

 さて、この二度の旅はというと、私の期待通りハプニングの日々の連続となりましたが、私が求めていた答えはどこにも見つけることはできませんでした。なぜなら、答えは一番近い日常にあったからです。遠く非現実的な場所には、私が知りたい(明らかにしたい)ことは何もありませんでした。


 あれから10年以上経ちますが、評価されることを恐れる自分について、未だに乗り越えられていません。
 ピアノを弾くとは一体なんでしょう。発表会でも、音大の入試でも、コンクールでも、人と比較され優劣を付けられ…、音楽をやるとはなんなのか、苦しくなる時があります。
 もっと自由に自分を表現できたら楽しいのになぁ…。ベートーヴェンの代弁者に徹するのではなく、かと言って、全面に「私」を押し出すのでもなく、技工に走るのでもない、我を忘れて陶酔するのでもない、自然な演奏…。それが一番の関所です。自分や周囲をありのまま受け入れられればすべての恐れは消えるのでしょうが、なかなか難しいです。

 一番の審査員が私自身である限り、音楽は苦しいままです。いつの間にか、人に認められたいがためのピアノになっていた10代のあの頃と、何ら変わっていない自分に気付きます。だから私は誰に聴かせる訳でもなく、ただただ個室にこもって一人でピアノを弾くスタイルが好きなのです。

 はい、ひきこもりピアニストです。






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[ 2011/08/14 12:43 ] 日記 | TB(0) | CM(0)
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