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音楽レッスン帳

クラシックピアノ・ジャズピアノ・エレキギター・作曲・DTM・オーケストラ・パーカッションのレッスン日記 ♪ 姉妹サイト「ニョキリサ」もよろしくお願いします(๑˃̵ᴗ˂̵)

ピアノ発表会を終えて

 頭上に熱く降り注ぐスポットライト
 満場の客席
 光を跳ね返す眩しい鍵盤
 心地よく静かに漂う空調
 音が遅れて帰ってくるホール
 ベートーヴェンの6分間の幻想曲



 昨日、緊張のピアノ発表会を終え、安心して14時間も眠ってしまいました。 
 過去の批判の中で音楽を学んだトラウマから、人前でピアノを弾くことに重度に怯えていたのですが、発表会に聴きに来られるお客様は、採点する審査員でも失敗を願うライバルでもないので、会場全体が暖かい空気に包まれ、注目を受ける視線も痛みを感じず、ただ演奏することに集中できました。
 このように会場内で起こる相互作用によって影響され、音楽が生まれる瞬間を目の当たりにし、聴衆、作曲家、演奏家、場が揃って、その音楽が完成するということを再確認しました。

 本番前のリハーサルでは、上手な人と自分や、曲の難易度を比較してしまう自分がいましたが、次にはその思考を改めて、「人は人、自分は自分。自分にできる精一杯のことをやるのみ!」と言い聞かせました。
 舞台袖で順番を待つときは、病と共に音楽に挫折してから十数年のブランクの間、たくさんの人達によって支えられてきたこと、人生の底辺で暗闇にもがいていた自分と今の自分とをつなぐ軌跡を思い、涙が落ちそうになりました。
 「よくここまで這い上がってきた」と。

 自分の名前がアナウンスされ、袖から舞台に上がる直前、先生から「楽しんで」と声をかけていただいて、緊張で固くなった心がほぐれました。
 ミスはありましたが、気持ちを立て直す粘り強さや、自分の音を聴くゆとりもあり、緊張しながらも落ち着いて判断できる客観性もあり、今までの公の演奏の中で一番意識的な創作ができたと思います。
 弾き終えて、暖かい拍手をいただき、舞台から降りたとき、喜びでいっぱいになりました。もちろん、修正しなければならない課題もたくさんありますが、失敗しながらも持ち直していく、今の自分にできることをやりきったという達成感があり、今後の可能性を信じることができたからだと思います。

 恐れから発表会に参加するか否かで随分と悩みましたが、勇気を出して出演できて、本当に良かったです。
 気付きもありましたし、何より自分に強さが増し、自信がつきました。
 励ましてくださった先生や友人たちに感謝しています。







Beethoven/Klaviersonate Nr. 13 Op. 27 Nr. 1 Es-dur ~ 1 mov.




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[ 2012/07/23 15:46 ] 発表会・演奏会・ライブ | TB(0) | CM(2)
Wonderfu
よくやりましたね。
これからも、あなたのピアノの音は多くの人を励まし、眠っている勇気を呼び覚ますことでしょう。ブログのエッセイを読んで感動しました。
ハワイの人にも聞かせてください。
I'm proud of you!
[ 2012/07/24 13:55 ] [ 編集 ]
Kazuto Enoch Yamada さん
遠い国から声援嬉しいです。ありがとうございます。いつかハワイに遊びにいきたいです。今度はフルートを聴いてみたいです。
[ 2012/07/25 05:40 ] [ 編集 ]
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