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音楽レッスン帳

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カザルス 『鳥の歌』

 134年前の今日、つまり1876年12月29日は、20世紀を代表するチェリスト、パブロ・カザルス(1876 - 1973)の誕生日です。指揮者や作曲家でもありました。今日は彼の愛奏曲、 『鳥の歌』 を聴きましょう。原曲はキリストの生誕を祝福し鳥たちが歌うという、スペイン・カタルーニャ地方に伝わるクリスマス・キャロルです。




『鳥の歌』
チェロ: パブロ・カザルス
ピアノ: マルタ・モンタニェス・マルティネス (マルタ・カザルス・イストミン)
録 音:1956年 プエルトリコ




 36年以降のスペイン内戦では、フランコ政権への抗議とファシズムに反対し、祖国スペインを離れ、39年にフランスのプラド、55年にプエルトリコに本拠を移し、二度と祖国の土を踏むことはありませんでした。プエルトリコはカザルスの母と妻マルタ(上の映像でピアノ伴奏している)の故郷です。50年代後半からは、アルベルト・シュバイツァーとともに核実験禁止の運動に参加するなど、平和活動家としても知られています。





『鳥の歌』
スピーチ/チェロ:パブロ・カザルス
録 音:1971年10月24日(国連デー)



 こちらは、亡くなる2年前、94歳のカザルスが最後の国際舞台となった「国連デー」記念コンサートです。プログラムは終わり、指揮台を降りたカザルスは客席に向けて話しました。


 「私はもう十四年もチェロの公開演奏をしていませんが、今日は弾きたくなりました。
 これから短いカタルーニャの民謡 『鳥の歌』 を弾きます。私の故郷のカタルーニャでは、鳥たちは平和(ピース)、平和(ピース)、平和(ピース)!と鳴きながら飛んでいるのです。
 この曲はバッハやべートーヴェンや、すべての偉大な音楽家が愛したであろう音楽です。この曲は、私の故郷カタルーニャの魂なのです。」


 このカザルスのスピーチと 『鳥の歌』 の演奏は、歴史的な出来事として語り継がれています。祖国への思慕と世界平和への祈りが、胸に強く押し迫る演奏だと思います。






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[ 2010/12/29 18:51 ] 音楽鑑賞 | TB(0) | CM(0)
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