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音楽レッスン帳

クラシックピアノ・ジャズピアノ・エレキギター・作曲・DTM・オーケストラ・パーカッションのレッスン日記 ♪ 姉妹サイト「ニョキリサ」もよろしくお願いします(๑˃̵ᴗ˂̵)

帰り道に思う

 今日、仕事から帰宅途中に前を歩く一人の人に気をとられてしまいました。
 その人は、30~40代の女性で、157cm 前後の背丈、体重は 30kg も満たないだろうやせ細った体格で、大きなバッグを二つ抱えていました。
 T シャツの袖から血管の浮き出た腕と、襟からは骨がゴツゴツ凹凸した首、誰かに恋をする気持ちも遠い過去に置きざりにしてきたような、どこか怯えた、猜疑心をたたえた瞳をしていました。

 ある食堂の前におすすめメニューの大きな写真が色鮮やかに飾られていて、その前を通る時、空腹の野生の動物が獲物に食らいつくときの一抹の牙にも似た彼女の鋭い表情を見ました。

 やっぱり・・・、今までのある疑惑がそこで晴れました。過食嘔吐症だろうと。

 私もかつて同じような体型と印象だったと思います。
 当初音楽大学の一年生だった私は、ピアノが精神的にも体力的にも苦しくなって、低体重と重度のうつ状態が長く続きました(性格や環境、親子関係、出来事、女性性、トラウマ、ストレス・・・原因は一つではなく色々と絡み合っています)。
 大学も三年で中退を余儀なくされました。
 私は生きる希望を失いかけていました。

 二年前まで精神病院に年単位の長期入院を何度も繰り返し、そこで多くの治療者や医療スタッフ、同じ病気の仲間に出会い、色々なことを感じ学びました(鍵や鉄格子のある部屋では、今はすれ違いで疎遠になってしまった、いつも心の中にいる M との出会いと親交が一番大きい)。

 こうして十数年かけて、再び音楽の道を歩き始めることができ、職場や友人にも恵まれ、やっと幸せを感じられるようになってきたところです。
 感情鈍麻で無表情だった私が、今では笑いすぎて涙が出ることほとんど毎日です。

 かつての自分が重なった彼女に何も伝えられなかったけれど、少しずつ元気になって笑顔を取り戻してほしいと願うばかりです。
 今は闇の中のたうち回っている日々でも、必ず道は開かれると信じて、絶対に諦めないでほしい。
 そのためには、一人で抱え込まずに信頼できる人を見つけて頼ること、「甘えてはいけない。自力でがんばらなければならない。」という一般論や常識を捨てる勇気です。
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[ 2012/09/14 20:08 ] 日記 | TB(0) | CM(0)
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