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音楽レッスン帳

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『イタリア』 交響曲

メンデルスゾーン:交響曲第4番 イ長調 作品 90 『イタリア』
SYMPHONIE 4 A dur op.90




【概 要】
 メンデルスゾーンが38年の生涯のなかで作曲した交響曲は17曲。
 交響曲第4番(通称『イタリア』)は15曲目に手がけ、1831年から1833年にかけて作曲した。
 このうち一年あまりは作曲を中断し、再度の着手はローマからベルリンに拠点を移し、1833年3月13日に一応の完成をみた。
 初演は、同年5月13日、ロンドンにてメンデルスゾーン自身の指揮によって行われ、その後再三にわたる改作を重ねた。 
 尚、最終楽章サルタレッロ(イタリア民族舞踏)にタランテラのリズムが一貫して取り入れられている他には、標題音楽的要素は認められない。

【構 成】

第1楽章
 Allegro vivace イ長調 6/8拍子 ソナタ形式

第2楽章
 Andante con moto ニ短調 4/4拍子 自由な三部形式

第3楽章
 Con moto moderato イ長調 3/4拍子 三部形式

第4楽章
 Saltarello Presto イ短調 4/4拍子 自由なロンド形式



【楽器編成】
 フルート 2、オーボエ 2、クラリネット 2、ファゴット 2、ホルン 2、トランペット 2、ティンパニ、弦五部


【楽曲分析】


※ 以下、[]内は小節数、()内は小節数量、〔〕内はトラック時間を示す。

第1楽章:Allegro vivace イ長調 6/8拍子

ソナタ形式 [1~563](563)〔00:35~10:52〕
 提示部 [1~185](185)〔00:35~05:55〕
  第一主題の提示 イ長調 ヴァイオリン [3~23](21)〔00:35~00:53〕
  第二主題の提示 ホ長調-嬰ハ短調 クラリネット&ファゴット [110~123](14)〔02:02~02:13〕
  終結部 ホ長調 [167~185](19)〔02:51~03:07〕 

  リピート
  第一主題の提示 イ長調 ヴァイオリン [3~23](21)〔03:25~03:41〕
  第二主題の提示 ホ長調-嬰ハ短調 クラリネット&ファゴット [110~123](14)〔04:50~05:01〕
  終結部 ホ長調 [167~185](19)〔05:39~05:55〕

 展開部 [186~345](160)〔05:55~08:00〕
  第三主題の提示 第二ヴァイオリン ニ短調 [202~206](5)〔06:07~06:09〕

 再現部 [346~474](129)〔08:01~09:44〕
  第一主題の再現 イ長調 ヴァイオリン [346~364](19)〔08:01~08:15〕
  第二主題の再現 ニ長調 ヴィオラ&チェロ[382~395](14)〔08:29~08:40〕
    
 コーダ [475~563](89)〔09:44~10:52〕
 
 








第2楽章:Andante con moto ニ短調 4/4拍子

自由な三部形式 [1~103](103)〔11:10~16:53〕
 序奏 [1~2](2)〔11:10~11:21〕
  ニ短調 フルート、オーボエ、ファゴット、ヴァイオリン&ヴィオラのユニゾン

 A [3~35](33)〔11:21~13:41〕
  主旋律 ニ短調 オーボエ&ファゴット[3~11](9)〔11:21~11:48〕 
  対位旋律 ニ短調 フルート[11~19](9)〔11:21~12:15〕
  主旋律 ニ短調 オーボエ&ファゴット[19~27](9)〔12:15~12:41〕 
  対位旋律 ニ短調 フルート[27~35](9)〔12:41~13:09〕

 B [45~56](12)〔13:41~14:19〕
  副旋律 ニ長調 クラリネット [45~49](5)〔13:41~13:52〕

 序奏の再現 [57~58](2)〔14:19~14:25〕
  イ短調 フルート、オーボエ、ファゴット、ヴァイオリン&ヴィオラのユニゾン
    
 A' [58~71](14)〔14:25~15:16〕
  主旋律 イ短調 オーボエ、ファゴット&ヴィオラ [58~63](6)〔14:25~14:38〕

 B' [74~86](13)〔15:17~15:56〕
  副旋律 ニ長調 フルート 

 コーダ [86~103](18)〔15:56~16:53〕
  ニ短調 序奏の動機と主旋律の断片の掛け合い


引用(「メンデルスゾーン 交響曲第四番 イ長調 作品90」 解説者:星野 弘 全音楽譜出版社 より14ページ)


 M.カルナーの評によると、この楽章のもつムードはベートーヴェンの「第7交響曲」のアレグレット楽章と関連があり、その意味で、シューベルトの「第7交響曲」のアンダンテ楽章ともあい通ずるともみられる。


















第3楽章:Con moto moderato イ長調 3/4拍子

三部形式 [1~223](223)〔16:56~23:03〕
 第一部 [1~20](20)〔16:56~17:50〕
  スケルツォ風旋律(ヴァイオリン)と下降音型旋律(木管)
  この第一ヴァイオリンの動機は、第一楽章展開部の最初に現れる動機〔05:55~〕と関連性あり

 第二部 [20~76](57)〔17:51~19:06〕
  スケルツォ風旋律と下降音型旋律の素材で展開

 Trio [76~92](17)〔19:07~19:53〕
  ホ長調  

 Trio のパラフレーズ [92~124](33)〔19:54~20:40〕
  
    
 第一部の再現 [124~202](79)〔20:41~22:29〕
    

 コーダ [202~223](22)〔22:30~23:03〕
 
 








第4楽章:Saltarello Presto イ短調 4/4拍子

自由なロンド形式 [1~264](264)〔23:04~28:25〕
 序奏 [1~6](6)〔23:04~23:10〕


 A [6~34](29)〔23:11~23:44〕
  主要主題 フルート [6~10](5)〔23:11~23:20〕

 B [34~52](19)〔23:44~24:07〕
  

 C [53~76](24)〔24:08~24:36〕
  
    
 A [76~84](9)〔24:36~24:46〕
  

 C [85~104](22)〔24:46~25:12〕


 A [105~122](16)〔25:12~25:33〕
  
    
 D [122~178](57)〔25:33~26:43〕
  タランテラ破調 [122~179](58)〔25:33~26:43〕

 A [179~196](18)〔26:43~27:02〕


 コーダ [196~264](69)〔27:02~28:25〕
  タランテラ破調 [196~210](15)〔27:02~27:20〕


引用(「メンデルスゾーン 交響曲第四番 イ長調 作品90」 解説者:星野 弘 全音楽譜出版社 より16ページ)



 タランテラのリズムの強烈さが支配的であることを理由に、この楽章を南欧イタリアの煽情的で歓楽的な雰囲気と関連づける評価もあるが、他方では、ウェーバーのホ短調の「ピアノ・ソナタ」中にあるタランテラとの関係に留意する評価もおこなわれている。



 





【参考文献】





【私の愛聴盤】



 クレンペラー盤は、トスカニーニと比べるとテンポが遅めで重厚な響きです。
 一方トスカニーニ盤は、爽快なテンポ、終楽章サルタレッロのコーダではティンパニをトレモロからタランテラのリズムに変更し、他の低音楽器(チェロとコントラバス)と同じリズムを打っています。
 どちらかというと、トスカニーニの演奏の方が好きです。
 特に終楽章が物凄くて、ティンパニが最高です。








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[ 2012/10/02 04:37 ] 楽曲分析 | TB(1) | CM(0)
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『イタリア』 交響曲 音楽レッスン帳
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