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音楽レッスン帳

クラシックピアノ・ジャズピアノ・エレキギター・作曲・DTM・オーケストラ・パーカッションのレッスン日記 ♪ 姉妹サイト「ニョキリサ」もよろしくお願いします(๑˃̵ᴗ˂̵)

基本の「き」

 最近思うこと…、普通の生活が嬉しいです。家族団欒、食事、笑顔、静かな心…。これから広がる外の世界とはどんなものでしょう。気張らず焦らないことの自然体が、あらゆる可能性をもたらしてくれると今は信じられます。14年前のインド行脚、その翌年の自転車日本一周…、あの10代、20代、30代前半の七転八倒がなければ、わからない幸せです。また、今の穏やかな心がなければ、昔の苦しみも心底まではわかりませんでした。人は苦悩に慣れてしまうと、それを普通だと錯覚し、あらゆる感覚が麻痺してしまうものだからです。鈍麻にならなければ生き永らえないほどの苦痛なのです。

 衝突しながらも、決して諦めなかった両親に感謝します。両親の苦労は計り知れず、とてもここには書ききれるものではありませんが、私がどんなに落ちぶれようが一度も見捨てることはなかった、今の私があるのは惜しみなく注いでくれた愛情のおかげです。そして私に与えられた、母体にいる時から支え続けてくれた音楽にも感謝します。

 一度は捨てた音楽でした。今は楽にピアノに向かえます。10数年のブランクもなんのその、昔よりも表情が豊かになったような気がします。余分な力みがなくなり、緊張と弛緩の切り替えがスムーズにできることで、ピアノが弾きやすくなりました。それまでは、力を抜く方法がわからず、力を入れている自覚すらなく、今振り返れば、普段から睡眠中の時でさえも絶えず力みっぱなしで、全身の筋肉や発する声、心までも強張った状態でした。リラックスを体感、実感できたのはほんの最近のことです。私は人生の半分を、一体何に駆り立てられ必死になっていたのでしょう。

 このように、心の在り方、またそれと密接に繋がっている食事の内容に伴い、身体も音も変化するのです。導く人も教えを乞う人も、「才能がない」なんて早々と見切りをつけてはいけません。どこで太陽が顔を出し、恵の雨が降り、栄養たっぷりの土壌に巡り合えるかわからないのですから。発芽できずに暗く冷たい土の中で眠っている…、とことん苦しみ、迷い、そこから生まれる「生き残りたい!!」という第一の欲求が、智恵に向かわせるというのは人間の高尚さです。物やお金、社会的地位、周囲の人々といった外的なものによるのではなく、まずは自分自身が幸せにならなければ、他者からの恩恵が途絶えれば簡単に崩壊してしまうでしょう。「私」という個人が幸せでない限り、どこへ行こうが何をしようが何も変わらない、ただの徒労に終わるだけです。だから、私たちの心身を直接的に形成する日々の食べ物は「医食同源」、肝心要の基本の「き」だと思うのです。

 今日は、大根、セロリ、レンコン、キュウリ、玉ねぎを買い出しし、糠漬けやピクルス、乳酸菌・酵母菌の漬物を仕込みました。これが昼食、夕食のメインディッシュとなり、あとは豆たっぷりの発芽玄米酵素の卵かけ粥と、イリコ粉末とワカメたっぷりのお味噌汁です。朝食は、皮ごと野菜(リンゴ、人参、レモン、生姜)、乳酸菌水(玄米の漬け汁、カルピス、糠床からでる汁で培養させた液体)、皮ごと野菜の乳酸菌・酵母菌を濾した液体(野菜酵素)とその濾しカス(非加熱ジャム)、乳酸菌水と玄米を粉砕し醗酵させた生玄米ヨーグルト、以上をミキサーにかけたジュースです。自分で育てた菌なので全く抵抗がないばかりか、愛おしささえ感じます。これら何億何兆もの生菌や死菌を、母から譲り受けた腸に餌をやる感覚で大事に食べます。一般的に不味いと言う人が多いでしょうが、目には見えないかわいい微生物たちを想像すれば不思議と美味しく感じられ、自然と感謝の念が湧き胃も心も満足します。難点は家の中が醗酵玄米臭いことですが、来客の時はアロマなどでごまかすことにして 、これからも本来の日本人になるための醗酵食生活を継続していきたいです。

 自分の身体よりも大きく重たい楽器、10本の指で88の鍵盤を操るのです。元々、小柄でデリケートな日本人向けの楽器ではないのですから、同じ土俵に上がるには食事しかありません。少ない資源で長く保てる燃費の良い身体づくりと、粘り強く勤勉実直な大和魂づくりに勤しむべきだと思います。第一に健康でなければ、楽器に負けてしまいます。ピアノの椅子に座れば、オーケストラを率いる指揮者の役目もしなければならないのです。鋭い感覚を要求されるのですから、酸性食品を食べ過ぎては思考や感性が鈍り、本領発揮は望めないでしょう。



 今日はベートーヴェンのピアノソナタ 『熱情』 の終楽章を練習しました。




 ベートーヴェンを弾くときは、誰もがベートーヴェンの顔になるものですね。
 ベートーヴェンも、「ハイリゲンシュタットの遺書」の暗闇の渦から勇敢に立ち上がりました。




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[ 2011/01/31 19:38 ] 日記 | TB(0) | CM(0)
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