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音楽レッスン帳

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猿田彦土中神社プロジェクト

「猿田彦土中神社プロジェクト」:鈴木寅二啓之

2009年1月14日/猿田彦神社(伊勢)


【概 要】
 縄文人は常に大地への畏敬の念を抱き、大地との循環を意識しながら生活していた。猿田彦大神は縄文時代から日本の大地を護る調和の神である。このプロジェクトは、鈴木寅二啓之氏の幼少期から身近の存在であった「神」と、彼の創造の基である「大地への想い」(縄文の世界観)を表現するものである。それは、大地からせり上がった八角形の様相であり、角部は土中からのびる赤縄によって施され、内部の天井には“土中絵画〈*〉”が配置されている。制作過程の土壁左官作業(土塗り)と角部分赤縄(日本伝統であるしめ縄様式)は、地域の子供たちと共同で制作したものである。

【考 察】
 猿田彦土中神社の外観は、神聖さを湛えながらも土臭い素朴さがあり、凛として静かに力強く呼吸している感がある。内部に入ると、そこは俗世から隔離された静かな空間、土の匂い、母体に守られているような安心感に包まれた。耳を澄ませば、自然の脈打つ鼓動が聴こえてくるかのよう。天井の薄日に透けた土中絵画を見上げながら、自然の壮大なエネルギーや生命の誕生と神秘を感じると同時に、縄文時代から受け継ぐ天と地の調和への祈りが感じられた。


註 *鈴木寅二啓之氏が1993年より行っている独自の美術表現手法。天と地と人が結ばれ全てが調和することを意識して和紙に描き、その絵を土中にうめ、約100日間を経て土中から掘り起こすというもの。



猿田彦土中神社
土中絵画1
土中絵画2




猿田彦土中神社メモ (2009年1月14日)


鈴木寅二啓之(すずきとらじひろゆき)
八角形 八本の木
天井から光 床も土 土壁
1m×1mの入口
木枠の扉 赤い縄 赤いしめ縄8角形にそって土から出ている
高さ3mちょっと 8角形の辺が1m 色褪せた赤 黄土色の壁
① 穴掘り
② 絵画埋め
③ 掘り出し
④ 縄染め
⑤ 土壁塗り
⑥ 赤縄しめ
静岡 八百万神 やおろずのかみ
縄文時代 土偶や土器に興味
大地との循環
縄文時代から日本の地を守る神々が“国の神”くにつかみであり、猿田彦大神は国の神の中でも稀有な存在として親しまれている。やちまたの神として天と地の境にいてそれを結んだり大地を司る方位の神として有名。

奉納舞~啓之神楽みちひらかぐら
鈴木邦江(ダンナー・振付家)

 土中絵画とは私が15年前より行っている独自の美術表現手法です。 これは描いた絵画を土中にうめるもので、描いた絵画を“土にうめる”という行為は、幼少の頃より親しんでいた“地の神様”の力(大地)との融合と、縄文人が土偶を“土にうめる”というところからきています。縄文時代の土偶は母子像を表しており、再生の願いから土にうめられていました。それは古来日本人は地に入ることで天にのぼると考えられていたためでしょう。
 “土中絵画”は、天と地と人が結ばれ全てが調和することを意識して和紙に描き、その後、大地(今回は猿田彦神社境内)に裸(描いた絵をそのまま)の状態で土中にうめ、約100日間を経て、土中から掘り起こすもので、縄文人の世界観と同じく、地から入り天にのぼり、天と地を結ぶものと考えています。 (鈴木寅二啓之)



(2009年執筆)


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[ 2012/04/13 02:09 ] 美術 | TB(0) | CM(0)
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