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音楽レッスン帳

クラシックピアノ・ジャズピアノ・エレキギター・作曲・DTM・オーケストラ・パーカッションのレッスン日記 ♪ 姉妹サイト「ニョキリサ」もよろしくお願いします(๑˃̵ᴗ˂̵)

現代アートいろいろ1/2

地平線プロジェクト(福島県いわき市)<1993年7月~1994年3月>

【概 要】
 蔡 國強の基本コンセプト「この地で作品を育てる」「ここから宇宙と対話する」「ここの人々と一緒に時代の物語を作る」をもとに、小名浜海岸の海上に5キロメートルの導火線を設置し、光による地平線を描く100秒間のサイトスペシフィック・アートを、いわき市民等と共同制作するプロジェクト。

【考 察】
 アーティスト・イン・レジテンスとして、蔡 國強はいわき市に100日間住み、いわき市民と共同作業する中で、時には市民に委ねながら、また、自然を共有する日々を通して徐々に市民からの信頼を得ていくプロセスが良いと思う。なにもないことの素晴らしさ、太陽や光、海、空気、砂浜の美しさに魅せられた彼は、海上に導火線をインスタレーションし点火するという彼独自の表現空間を、市民と協力しながら創造していく。長く仕事から退いていた船大工や、現代美術に触れたことのない市民達の表情が輝いてみえる。5000人の観衆と歓声の中、「私に乾杯じゃなくて、いわきに乾杯」という彼の言葉が印象的である。 



memo

地平線プロジェクト 福島県いわき市 1993年←アートプロジェクトのはしり
蔡 国強 中国人 36歳 

アトリエ=いわきの自然
太陽 光 海 空気 砂浜の美しさ
廃船を掘り起こし館内で組み立てる
海での野外芸術
火薬の爆発
人間と自然は一体になる
地元の協力が作品のひとつ
みんなと一緒に作品をつくるコンセプト
共同作業
現代美術に触れたことのない住民30名が参加
船大工
廃船の掘り起こしから4か月 復元 美術館で展示

午後6時半 導火線
100秒間の芸術
5000m配線
300人参加
40~50人のスタッフ
5000人聴衆
人の善意とエネルギー
インスタレーション 設置
表現空間が生まれる

蔡さんの基本コンセプト
・この地で作品を育てる
・ここから宇宙と対話する
・ここの人々と一緒に時代の物語を作る

大規模
万里の長城
環太平洋シリーズ14 キャリアアップ
野望

サイトスペシフィック
特定の場でないと成立しないアート

アーティスト・イン・レジテンス(滞在)
100日間滞在
市民になるところからはじめた→信頼を得る
フィールドワーク
20㌔㍍の海岸線 まれびと
共有しやすかった
失敗してもプロセス重視
結果よりも作業そのものがアート

イベント
 集まればいい
 盛り上がればいい


アート
 あとからいろいろ気づくことがある
 ネットワークができる

100日間住んだ結果そうしたい
個人がみたい

相互触発
「私に乾杯じゃなくて、いわきに乾杯」
「みなさんのアシスタントになってしまう」
「わたしがボランティアになってしまう」

私が私がではない
地元にゆだねる
地元のひと「人のエネルギー・善意を感じることができた」
近代的自我
いわき市の何もないことが素晴らしい
美しい海岸線・地平線

作る時点からの「相互触発」

クリスト 布で島を覆ってしまうアーティスト
ジャンヌ・クロード






lineline



コールマイン田川(福岡県田川市)<1996年~2006年>

【概 要】
 炭住で生まれ育った川俣 正が20人のボランティア等と共に、炭鉱の町、田川市から無償で2000平方メートルの土地を貸与された10年間という年月をかけて、炭鉱について考え、想いを馳せながら30~40mの鉄塔を建てるプロジェクト。

【考 察】
 仮設建築物が並び、町全体がインスタレーションである炭鉱の町、田川という場所に、作品を残すことを前提に創るのではなく、「一緒にひとつのものを創っていく時間こそが作品である」という川俣 正は、そのアクチュアリティの一貫とした信念に、私は興味を抱いた。ビジョンを持つということは、同時にあらゆる可能性を諦めるということでもあるが、彼は、その時々の「今」をどのように感じているかを内外に向けて問い続け、次から次へと生まれる可能性をひとつひとつ試みていくというまわりみちを繰り返す。そこには、この土地ならではのストーリーと、この土地に住む人々との交流と、この土地と鉄塔との関係性が根底にある。結局、鉄塔は建たなかったが、10年をかけて一瞬一瞬を燃焼し続けようとする彼のアートは、人の一生そのものであり、本来の自然体を想起させる。 



memo


福岡県 川俣 正かわまた ただし
1996~2006
ビデオ撮影時6年目 まだできてない
アナウンサー「アートですかねぇ」
30~40mの鉄塔を建てる
表向きの条件
筑豊炭田 炭鉱跡地
アートパーク構想
無償で2000平方メートル市が10年間貸す
ある期間だけ公共物を借りて作品をつくり、壊す
インスタレーション
廃材を
そこでしかつくれない作品

***
アルコール麻薬依存症病院
町へ戻りたい患者
町へと続く木製の遊歩道
河を渡る橋
運河を下るボート
依存症者と共同でつくる
3年かけて桟橋をつくる
「アノニマス」
「チェーンリアクション」
***

コールマイン田川
20人のボランティア集まる
炭鉱の町 田川
炭鉱についてみんなで考え10年かけて鉄塔を建てる
「10年という時間が大切」
いろんな人のアイデア
自分の当初やりたかったことがだんだん変わっていく
みんなで話し合いながらのまわりみち
人々との交流
お金をかけてボンと建設会社がつくるものではない
手作りで
「簡単なものをつくりたくない」
完成予想図がない
鉄塔をつくる過程すべてが作品
そこでしか作れない作品を目指す
「サイトスペシフィックアート」特定の場所
「ファシリテーター」促進者
川をわたることで当時の炭鉱を追体験する
地域の人々とかかわる


この地を選んだ理由
 炭鉱の町
 彼自身炭住で生まれ育つ
凸凹のたてもの
 年代
ながや
すべてが仮設
仮設建築物
町全体がインスタレーション
「僕がやっていることはアートレスです」
 
プサンでのプロジェクト
日本の炭住 田川
韓国の炭住 ゴーハン
の合体

日本と韓国を結び歴史を見つめる

「一緒にひとつのものを作っていく時間こそが作品」
「残すことを前提としてつくってない」
「全体像を想定して作るのではなくその時その時
今このときに何を感じているのかに興味がある」
「アクチュアリティ 今だけが信じられる」
「大きな展望を拒否している」
あらゆる可能性をひとつひとつやっていく
その土地ならではのストーリー
この場所と作られるものとの関係
自己完結させない
結果をすぐ出さない
「とおいまわりみち」
その時々の感情を燃焼しきること

ワークインプログレス
成長するプロジェクト
チェーンリアクション
次から次へと
複数の主体がある

結局、塔は建たなかった


アートは非力だが無力ではない
即効力にならない
アートは政治と対極
町おこしのためではない
エコのためでもない
3年かけて桟橋をつくる
アルコール依存症の家族はじょじょに理解
10年の重み
ビジョンを持たない
アートと社会の考え方は違ってもいい
一緒にひとつのものをつくっていく時間こそが作品
残すことを前提に作っていない
「今」が大事
その時々の「今」を燃焼し続けること=川俣さんのアート

ファシリテーター 促進者
「他人にゆだねる」高踏な次元でのやりとり 信用しているからできること
「多様性」をどう生かすか 「相互触発」 普遍的 今だからできる

『より良く生きる』
満ちてきたとき、大事に大事に着地させる
孤独な時間を持つ毎日
自分というフィルターを通して五感でダイレクトに感じる→気づき
もつれること
すれ違っているだけではいけない
信じられるものをあたため続ける

アサヒビール 「プロジェクト アート プロジェクト」地域とともに

① コミュニティアート 市民芸術祭 けいがいか
② アート系NPO 樋口さんが元締め
③ アートプロジェクト 一方通行ではなく送り手と受け手が一緒に相互触発 有名なアーティストと普通のおじさんなど
上から目線ではなく教育ではなく・・・
質を下げないように
客寄せパンダにしてはいけない





lineline



IZUMIWAKUプロジェクト
(東京都杉並区)<1994年(第1回)>


【概 要】
 「身近なところでアートする」「本物を感じさせてあげる」「こんな価値観があることを見せる」をテーマとする、杉並区立和泉中学校の美術教師兼作家である村上タカシと22人の作家等が、地域に根ざした学校というオルタナティヴ・スペースにアートを散りばめ、子供達の日常の場である学校を美術館にするプロジェクト。

【考 察】
 普段出会うことの少ないアートやその作家と身近に触れ合うことは、多感な子供達にとって貴重な体験になっただろうと思う。美術館では直に触れることのできないアートを、五感を通して様々な価値観によって触発されるという画期的なコンセプトだと感じる。中でも水嶋一江のインスタレーション・ミュージックは、体の動きや緊張感が美しいと感じた。しかし、これらのアートすべてが本物かというと、私はそうは思えない。ただ、イベント的な感を拭えない部分はあるにはあるが、実験的な試みとしては大きな影響力があっただろうことは察することができる。



memo


IZUMIWAKU 杉並区和泉中学校 村上タカシ
学校→村上タカシにとってリアリティがある場所

22人の作家
地域のひとに芸術を
岡本太郎 「すわることを拒否するイス」
指のかた
キミ・ヘミン
カリストフ・シャルル
子供的感覚 なぜ音楽をつくるのか
より深く聴くためか
音楽を忘れるためか

谷 みつお
表裏をテーマ

西嶋暁子
モノタイプという版画 海の絵日記

たたみにかいたもの

藤 浩志
新聞にかえるの絵
人口問題の記事
学校の階段 祖先の数を計算
かえるが風に飛ぶ
鴨川にこいのぼりを泳がせるエピソード

古屋俊彦
コンピュータ 意味のない文字列

カフェでドローイングするビデオ

植物の種

Who are you?


美術館、画廊は閉鎖的
学校は案外開放的

Myself
自分とはなんだろう

美術館とちがってふれられる

365日大作戦

パフォーマンス

教頭先生
地域に施設を開放する
学校の管理に気をつかった


概要

藍画廊(銀座) 美術教師以前にアーティスト 村上タカシ
「学校美術館構想」を個展にだす
リアルな場所は学校
テーマ
・身近なところでアートする
・本物を感じさせてあげる
・こんな価値観があることを見せる

多感な子供
その場じゃないとできないアートとはかぎらない
場に触発される
ホワイトキューブ

ほこり 自分自身もメディア
不自由ななかで他者のことを考える
異化作用+変容 純化 絶対純度 
教室でほこりのパウダー 学校のごみ ひとりで掃除機 ひとりでゴミをこす 教室を選ぶ 尋常ではない 普段使っているロッカーの中、床、机などが皮膜で覆われる 空間が変容していく驚き 汚いものが美しくなる

視聴覚交換マシーン メディアアート 無意味の意味 声をかける 手をにぎる ディスコミュニケーション お互いにコミュニケーションしないと終わらない 他者を意識する
一見エンターテーメント 体験したらまたちがうかもしれない
 
おざわつよし
なすび画廊 牛乳箱ではない 画廊の概念
ミッシェル・フーコー(哲学者)「これはパイプではない」

Who are you? なんでピース?
インスタレーション設置 聴覚・心理描写・五感
ビトゲンシュタイン「語りえぬもの」

水嶋一江
紙コップと糸 プロモーションビデオ 
ビヴァルディ「春」
眩暈
ストリンググラフィー
インスタレーション・ミュージック
糸に感情が伝わる


わかるわからないは別
何のためではない 意味の病に陥らない
感じることが大事
異物
こういう現代アートもある
自分自身がメディアになってしまう

オーディエンス
学校でやることの意味
わからないことがわからない
アートとはなにか 作家がこれはアートだと言えばアートになるのか
受けてがアートだと思えばアートなのか
ほこりをみて、これがアートかというと・・・
多感な子供たちに体感させる パフォーマンスでも普段は触れ合う機会がない
よくわからない
何かを気付かせるためにアートをつかう


(2009年執筆)


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[ 2012/04/15 18:04 ] 美術 | TB(1) | CM(0)
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